昔の人は洞察力と言うか人の本質を見抜き、後世の人にも『昔もこんなの当たり前』と当時を教えてくれる。
今の政治を見ているとこの言葉の意味と、この言葉が作られた当時を思い出す。
【我田引水】
水利を得ようと権利を得るまでは身を粉にして働くと言う。
水利権を得れば応援した人にも田畑を潤す水を引くと言う。
溢れる大河を見ては、でも水がもっと得られたら?と考えるようになる。
誰でも己が田畑に潤いを豊かにしたいと言うが水利を持つものが有利だ。
馴染めば潤いが常で他の者より多くの水を得たいと言う。
それが馴染めば他が乾こうと己が田畑に水を引く事に勤しむ。
これは誰かやっても誰でもそう染まるから【我田引水】とくくったのだろうね。
みーんな我が立てば己が田畑が可愛くなる。
結局染まらない者などいない。
染まらないのは人の目が怖いだけ。
または水利よりも欲しい別のモノに目が眩んでいるだけ。
だってそもそも水瓶持っているなら、水利で争わなくてもねぇ。豊かに湧く井戸や池をお持ちなのでしょう。
高みの見物ですよぉ(笑)
水ではなく名声と言う名の肥しだとか、父より優れた人と言われたい除草剤。
誰かやっても一緒。
私なんて誰よりも最速で染まると思う。
たぶん真っ先に染まれる。
カレーうどんの汁飛ばさずに食べるの大変的な速さで染まっていく!
だから近寄らない。
コップ一杯の水を求めて近づいて、バケツで水をくれたら味をしめる(笑)
水利を得ようと近付けば一瞬で染まるね(笑)
昔こんな事を言った人が居ました。
『贈賄も収賄もいくら綺麗事を言おうと無くならない、形を変えるだけでみんな自分がかわいい。贈賄収賄大いに結構金が欲しけりゃ偉くなれ』
中途半端な子供心に『金欲しけりゃ偉くなればいいんだ、私はそんな悪代官みたいにならなきゃ駄目なら金、いらねーな』と思いました。
私は偉くならなくて良いです。まぁ偉くなる要素も持ち合わせてない事に感謝です。
今の政治にウンザリだ、と言う人がいますが誰がやっても一瞬で染まりますよ(笑)
人は、弱いから。
上手に染まれ無ければ燃やされて灰となり、田畑の土に還るだけです。
染まった人が悪いのではなく染まるのが普通、と周りが理解してなきゃ。
人にどうしてそんなに期待をすることが出来るのか?
優しいんだね。
人を信じている。
みーんな偉くなれば我田引水なんですよ。