白蓮庵のブログ

群馬大好きおババ 七合目の行者悠眞 白蛇くぅチャン♪るぅチャン♪とのラブリーな生活や大自然との共生、お詣り報告やファンタジーワールドIF愉快な仲間たちとの修行体験記。ほぼ雑談。いや、ほぼ食べ物の話かも。

千手会(研修会)

先日信貴山千手院で、講師の先生をお招きしての研修会が行われました。

 

今回の参加条件は

新米得度者や、基礎の学びを改めて行いたい僧侶、または熱心に今後佛道修行をして行きたいと考えている一般修行者。

と言うことで、新米ヘッポコ行者な私は、二人の熱心な修行者さんをお連れしての、受講となりました。

 

得度者は黒衣如法衣、修行者さんは笈摺輪袈裟と言う正装での真剣な学びの会に、かなり緊張致しました。

僧形の方が少し多い20人位な感じでした。

三十三人の受講だったそうです。

観音様の御縁のようですね。

 

でね。

講義が始まると本当に観音様の御縁だと思うような、スゴいことが沢山ありました。

 

まず、講師の先生は鹿児島県の高野山一乗院住職宮島基行阿闍梨様でした。

優しい言葉を選び、優しい口調でお話される姿は、観音様のような慈悲に満ち溢れ、こういう雰囲気の先生や僧侶の方に私は、今まであまりお会いする機会がなかったので、ほっこりしながら拝聴しておりました。

 

でもね、すぐにほっこりと思う間違いに気付かされる。

優しい言葉を選んでいても、強い意思がハッキリと感じられる。

最初の合掌の意味を丁寧に丁寧に教えて下さる。

❮最初の一ミリのズレは修行を深めれば深めただけ遠く離れて行く❯

❮基礎のズレた家を建てても善い家は建たない、ちゃんと建っているように見えても問題がある家となる❯

先生のお言葉ひとつひとつに、誰も置き去りにしない、強い意思を感じました。

観音様ですね。優しそうに見えて誰よりも厳しい。見放さず、投げ出さず、どんな悪境にでも、降りて行ってでも手を差し伸べようとする雰囲気でした。

どんな落ちこぼれも置き去りにせず、導こうと言う気持ちがメチャ伝わった講演でした。

 

その中でも、涙をこらえるに必死な体験もあり、こういう阿闍梨様のお話を、よちよち歩きの私が御縁頂き、最初歩の一ミリを修正出来たことは、毘沙門天王様の強い御意志というか、信念を感じました。

もっと真剣にお仕えいたします。

お仕えさせてくださいね。と何度も思いました。

 

で、何に感動しちゃったかと言うと、宮島阿闍梨様の❮酒水❯です。

酒水加持、いやいや酒水灌頂です。

魂に染み入りました。

どう表現したら善いか、適切なのかわかりませんが、魂の殻に水が灌がれ、水波斑紋が広がるように、魂の殻が溶かされるようでした。

初めての体験で、涙が止まらずマスクの中は鼻汁だらけ。

魂が洗浄されるっていうか、心を洗われるっていうか、表現しにくいのですが、、、

近い感情を例えるなら、

山登りをして大変だったけど、山頂手前にパーっと開けている見晴らしの善い壮観な景色を見て心が広がる時のような、心に奥行きを感じられるのが、数十秒続く中で〖赦し〗みたいな不思議な感覚が澄みきった鐘の音色のように響く。

と言う感じです。

日々なんとなく酒水加持して頂けると、『御加持して頂いている』と思っていたけど、魂の塵垢をすすいで頂いているのがハッキリわかる不思議体験でした。

 

基礎や灌頂に重きをおく先生のお話を、この初心の今、聞かせて頂けたことは私にとって、大きな大きな寳を意に頂けたと思っています。

緒先輩方の毘沙門天王様への愛を、しっかり私たちも承け続いて行かなきゃならないなぁと感謝を致しました。

 

教えて下さるのがうまいって言うか、わからない人に合わせて、わかる言葉を探して教えて下さる講演会でした。

 

次回は3月らしいので、心身共にベストな状態で行けるように、日々を頑張らなければなりません。

ありがとうございました。


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メモ

(三宝、袈裟ゲ、徧ダン右肩、七佛通誡ゲ、合掌、印母)五体投地は次回に繰り越し。