埼玉県の妻沼聖天様の門前には長い形をした稲荷寿司が売られている。
縁日や土日祝日には行列をなしている店もあるが、だいたい何処も甘めの味付けです。
この一帯で売られている稲荷寿司はだいたいこの形。
妻沼から川を北に渡った太田市南部もこの稲荷寿司ですね。
味付けは個性が豊かで色々な店で味比べするのも楽しいです。
私は特に増田寿司という店のお聖天棒が大好きです。
中には蓮根の酢漬けが入っている【ハスイナリ】
本当ならお聖天様のお詣り前後の蓮根は禁忌だと教えてもらった事がありますが、これだけ近くに行った時は購入し、拙庵の佛様方に御供えさせて頂きます。
カンピョウが巻かれているのは【巻イナリ】ですが店主の悪戯心が見え隠れするのかと思いきや、伝統ある御品らしい。
そう言えば日本各地では本来、男根具足信仰が盛んで『いつまでもお元気で立派』である信仰に目を背けた辺りで少子化は加速したのだと思いますよ〜。
群馬には男根を模した御神体の祠も点在しており、子宝の霊験を頂けているようです。
ありがたや~ですね。