私がこのお経に出会ったのはまだ十代の若い時でした。
衝撃的で涙が止まらず読み進むのが辛かったのを憶えています。
その頃までの親子関係はとても良好なものだったとは言えませんでした。
このお経の意味も重ねると言う部分もあれば、冷めた気持ちで読む処もありましたが、それなりに私の心には響きました。
それから折を見ては必要そうな方にお渡ししながらの約30年、ご相談者さんでもこじらせ過ぎてない人には、生きるヒントにして頂けることもあり、ボチボチ折本を配っていました。
最近は豪華に装丁された経本を見つけたので拙庵では最近、この解説入の優しい感じの経本をお配りしています。
このお経が染み入る年齢になってきましたよ(笑)
昔の人はスゴイこと考えましたよね。