普段の生活ではあまり行かない他県の街角。
結構道が混んでおりタラタラ渋滞。
そういえば先週の首都高、圏央道、関越道通行止めの時に高速降ろされて、この辺り走ってたなぁ、、、などと考えながら渋滞をタラタラしていました。
ふと右上の方向から『★★★★★、呼ぶべきは呼ばないと駄目っすねぇ』と聞こえました。
とても懐かしい声で、★印はその方から呼ばれていた私のニックネーム?でした。
私は『あらお久しぶり〜。どうして話せるのよ?』と尋ねたが返事は無い。
聞こえた右側を見たら葬儀場でした。
うん、私ここ5〜6年前に来たことあるわ、その声の主を数年前に見送った葬儀場でした。
『あぁ、何でまだここにいたの?』
尋ねたが返事は無い。
そう、数年前に彼をこの葬儀場で見送りました。内容思い出そう。
友人葬でバイク仲間でのお見送りだった。
私はお別れに高野霊木の数珠をお棺に納めさせて頂きました。
そういえばお坊さんとか神父さんとか司祭の無いご葬儀だった記憶。
『呼ぶべきって坊さん?』
『そおっすね』おぉ、聞こえた(笑)
『随分ここいたのね、とりあえず私んち行こうね』
返事はない。
『とりあえず私が寺行く時一緒に行こう』
返事はない。
『坊さんいないと上がれないんだ?』
『そぉっすね』
ほぅ、聞こえた(笑)
私『○○ちゃん、ありがとう勉強になったよ』
『いえ、どういたしまして』
おぉ、これ聞こえてていいのかな?(笑)
坊さんは葬儀に不可欠らしいよ。
やっぱそりゃそうだろうねぇ。
やっぱり引導だけは渡してもらわないとって裏付けしてもらっちゃったみたい♪
私がボンクラでスパーンと上げてあげられないのが申し訳無いなぁ、と思う。
思っても見なかった友人からの伝言でした。
手を合わせたくないような坊さんもいるかもしれない(坊主憎けりゃ袈裟まで憎い)けれど、人生の節目は大切なんだなぁ、と勉強になりました。
ただの気のせいかもしれないけど、前を通りすがった私をみつけ声かけてくれたなら、ちょっと嬉しいと思う。