これは群馬県のとある場所で起きる不思議な葬儀のお話です。
もちろん、そこの地域に住まう方もまだまだいらっしゃいますから、細かい場所の記載は控えさせて頂きます。
今回のこのお話は30~40年位前に私も実際に、何度も何度も体験した現実のお話です。
今現在も続いているのか、もうその地域を離れて久しく、情報が無いのでわかりません。
もっともコロナ禍で葬儀やらないパターンが多いから、既にこのシステムも崩壊しているかもしれませんね。
あくまでも昔話です。
その町は東西に延びる街道沿いの両脇に、道を挟むように家々が立ち並ぶ、古くからある有名な街道沿いにある地域のお話です。
街道沿いに向き合った家々では誰かが亡くなると緊張が走ります。
必ず葬儀が三軒葬儀となるからです。
しかも隣同士三軒葬となります。
一軒目から東に流れるか西に流れるかは、その時々でどうなるのかはわからない。
一度流れてはしまえば逆流は、しない。
道を跨ぐ事もない。
必ず亡くなった方の両隣のどちらかから始まる。
そしてあとからの二軒が続いて、ほぼ1ヶ月の間に三軒の葬式を出すことになるのです。
ですから、悪い言い方になりますが、隣の家で亡くなった方が出ると緊張しますが、逆の隣家でご不幸が出るとホッとするのです。もうこちら側には流れては来ないからです。
しかも不思議な事に、亡くなる要素が無いような若い人ばかりのお宅でも、交通事故や、自殺者が出てまで亡くなります。
一番恐れたお宅の時のお話としては、なぜか変死され、解剖しても原因がわからなかったのに、三軒目の葬儀となった時はもう、誰もその件に触れようとはしなかったのは、言うまでもありません。
語ってはならない話のような、でも、私はこうなるには、こうなっる因縁があると思っています。
だからこそ、私もきちんとアゲてあげられる人になりたい。
たまたまの偶然で叶うのではなく、きちんとお取り次ぎできるようにならなくてはならないのに。
私何をボーっとやってるのでしょうね。