一昨年初めて月山に登った時に実は不思議話があった。
体長1メートル位の細身の童子形をした神様だと名乗られた方に、登山口でお会いした。
ほぼ寝ずの移動で夜明けと共に登り始めたので、寝惚けていたのかもしれないし、ご飯もコンビニを逃して食べられなかったのも、あるかもしれない。
その方がおっしゃるのは、『一緒に登ってやるから右の道へ、今回登らなければ月山に登る事は出来ない、今日登るしかない』と言われた。
私は歩くのは得意じゃない。
でも、山の中では何故か不思議に歩く事がそれほど苦ではない事が多く、時間に余裕があれば山の中にいられるようにしている。
で、その言葉を信じて右の長い長い木道を進んだのね。
長い長い登山、明け方から昼過ぎに本宮に付き、お詣りが叶いました。
あれれ?
さっきまであった気配が本宮参拝後には一切無い。
えっ?
まさかと思うけど、帰りは放置?
んー?
確かに『一緒に登ってくれる』と言った。
んー。
『帰りも一緒だからね』とは言われてない。
もー私の心の中に芽生えた気持ちは、
【次回このパターンがあったら帰りの約束もしてから登るぞ】
しかない。
不平不満たらたらな下りで、戻ってこれたのは暗闇になってから。
実に往復13時間以上かかっての登山でした。
よく考えると16時間位が正解なんじゃないかと思うけど、何で13時間以上って思ってるんだろう(笑)
まぁ今となっては最高に楽しかった思い出でしたけと、あれ以降月山に二度行きましたが、あの神様だと言う童子様にお会いする事はなかったです。
夢だったでもいいし、妄想だったでも白昼夢でも、何でもいい。
今年は、その一昨年1メートル位の神様にお会いした場所の真後ろあたりで蛇さんが待っててくれたの。
しかも、知らないおじさんが『いつもここに蛇がいるんだけど今日もいるかな?』と教えて下さいました。
ちゃんとその日蛇ちゃんいましたし、神様佛様のいらっしゃる霊山では不思議な事も多く、あれ以来、私は雨の心配がなく、降っていても車から降りると雨が止むか小降りになり、ほとんど濡れることが無いという霊験を頂いています。
ありがたい事ですね。
月山本宮まで御縁年で参拝したかったですけど、私達が登ろうとしていたあの日、上は雪原が広がったままでアイゼンが必要な程、更に加えて暴風雨で歩くもままならず、上がった方の中には強風で煽られ怪我をされた方もいたそうで、素人で不慣れな私達には行ったとしても、山頂までは上がれなかったことを、後日教えて頂きました。
あの暴風は、月山の神様からの全力の静止であった、ご配慮であったと気付かされました。→https://byakuren-an.hatenablog.com/entry/2023/07/15/070432
御縁を繋いで生かされている事を実感。
本当に染染ありがたい事です。
月山の御蛇ちゃん。