約20年前に、とあるキャンプ場では現地集合現地解散で仲間と日時を合わせて、キャンプ場で合流、呑みながら語り情報交流すると言う事もしばしばありました。
その中でも思い出深い話があります。
私が複数の友人知人達と、以前に書いた2合飯を食べたキャンプ場の話をしていた時に、とても真面目で嘘など言わなそうなFさんが『その話ってもしかして○○県の●●の近くの無料キャンプ場?』と真顔で尋ねて来られた。
【2合の話はこちら】→https://byakuren-an.hatenablog.com/entry/2023/08/16/223938
私は,『そうです、よくわかりましたね〜?』と答えるとFさんは『俺のあの話もそのキャンプ場だよ』と言われました。
数人で焚き火を囲んで話していたのですが、私以外の皆さんは何の話なのか分かったようでした。
私は気になりどんな話なのか訪ねましたが、皆さんうつむき話そうとしません、
私が再度教えてと頼むと曇った表情でFさんは、ゆっくりと語り始めました。
これは一人バイカーキャンプ旅をする人には周知の伝説となっている、当時有名な体験談の一つとなっているようでした。
まぁ、現在はソロキャンや、アウトドアシーンが流行っているようなので、貸し切りキャンプ場となることは、早々無さそうですから、一般向けに語っても問題無いと判断し記録します。
バイカーが旅をする時、ホテルなどを予約せずに進めるとこまで進み、無料キャンプ場などをヒッピーしながら移動して行くことは当時、よくある話でした。
Fさんがキャンプ場に辿り着くと貸し切り。
およそ真ん中に陣取り、バイクを停めテントを設営して、一人晩酌して就寝したそうです。
しばらくすると遠くの方で、子供の声が聴こえているような気がするので、貸し切りだと思っていたけれど、他にも家族連れがいたかな?と思ったそうでした。
足音のようなザッザッっと砂を蹴るような音もしている。
子供の声は歌っている?
親は注意しないのか?
あれ、何人かいる声だな?
呑んでいた事もあり、さほど気にすることも無く寝たそうです。
少しして今度はだいぶ近くで子供達の歌声がしていたようで、開放的になって歌っているとしてもキャンプ場では、あまり遅い時間に歌っているとかは好まれません。
親はどうしている?注意するか時計を見ると、夜中の2時近いことが分かり、一言言おうと思い身体を起こすと歌声が近付いてきたそうです。
随分な人数でテントの周りを囲むように、ぐるぐるとしながら。
♪か〜ごめ、かごめ
カゴの中の鳥居はいついつでや〜る♪
Fさんは注意しようと顔を出すどころか、手を合わせ必死に目をつぶり、朝が来る事を待ったそうです。
ワイルドな強面バイカーでも、夜中に一人大勢のちびっこに囲まれ、カゴメされるのは厳しいよね(笑)
どう考えても真夜中に団体の、見ず知らずのガキンチョにカゴメされるとか、しんどすぎる。
私でも付き合うの無理だわ。
それを聞かされた私は思いました。
一人知らない土地で薄いテントの周りをちびっこ団体に、だんだん近づいて来るバージョンの籠め籠めされたら、私ならソロキャン卒業するなぁ、と思いました。
その話が、2合食べたキャンプ場と同じ処だったんですって。
真ん中にテント張らなくて良かったわ〜と心から思いました。
だって夜中に安眠妨害するわ、カゴメされたって、知り合いでもないちびっこ団体なんて、後ろの正面が誰かわかるはずもなく、いつまでたっても鬼代われ無い。
エンドレスカゴメですよ!
呑んで気分よく寝てるのに、片っぱしから名前を連呼しなきゃならん。
ハンデが重すぎる。
せめて、全員挨拶して名乗ってから開始するなら分かるのよ。
名乗りもしないで始める見ず知らずのガキンチョカゴメなんて、参加拒否だわよね!
やるならお互い名乗りして、誘いがあってからだろうよ?と説教から開始決定だわね。
エンドレスカゴメ怖すぎるでしょ〜。
随分前の話になりますが、大型二輪免許取ってすぐの小僧さんにバイク貸して、この写真の数日後、派手にカーブ突っ込んでくれてバイク右側大袈裟に破損、小僧さんを五体満足なまま、ほぼ無傷な状態でお返しくださっただけで、私は満足、良かったです、と思ってますが、右全損で私のバイカー人生はいったん幕引きしました。
(TдT)ソロソロベンショウシテモライタイケドネェ
ベンショ~ベンショ~ベンショ~
ま、生きて元気で無傷で返してくれた御礼は一生していきます。
やりての護法様たちのお陰様で無事だったと思ってます♡ありがたや〜