先日、25年位前に共通の友人を介して知り合いだった方❨厳密には私は良く憶えていたが先方様はあまり憶えていらっしゃらなかった❩が尼僧さんになられ、近所で新寺建立されたとの噂を聞き、お話する機会を持って頂きました。
私よりも年上の方なのに、とても厳しいお山で修行され、元々細かった方が14キロも痩せて板のようだった話や、禮拜行で両足の親指の爪が剥がれ落ちても三日間で満行遂げられたことなど、とても素晴らしいお話をお聞きすることが出来ました。
夜間山拝で30キロも歩かれる話など、聞けば聞くほど、すごいなぁ、と尊敬も湧きます。
それと同時に人には身の丈にあった御縁が大切だなぁ、と毘沙門天王様に拾ってもらえた事に感謝が出来ました。
私はそれほど厳しい修行には耐えられないし、厳しいお山はお客様でお詣りさせて頂く位が丁度良く、私に出来る事を無理せずにさせて頂くのが身の丈ダナー。と思いました。
私は生まれてすぐに『一生歩けない』と宣告されたほど内反足がひどく、幼少期から現在に至るまで早く歩くこと、走ることは難しいです。
靴や下駄もあっという間に削れて、変な形になってしまいます。
でもゆっくり亀で進めば山登りだって出来るし、相当な処まで行ける!!
だから、出来る人をうらやむでなく、自分には自分に合う修行があるはずです。デモキビシイシュギョウニタエラレルニクタイトセイシンヲオモチナコトニウラヤマシカッタコトハナイショニシテオイテチョーダイ
私は魔物から這い上がってきたような人生なので、私には私のお役目があるから、毘沙門天王様は拾い上げたのだと信じ、佛様への入口の一つとして、私の信じる道をゆっくり亀で進もうと思いますよ。
でも、本当に立派になっていらっしゃって、お会い出来て善い刺激になりました。
多謝 拝