白蓮庵のブログ

群馬大好きおババ 七合目の行者悠眞 白蛇くぅチャン♪るぅチャン♪とのラブリーな生活や大自然との共生、お詣り報告やファンタジーワールドIF愉快な仲間たちとの修行体験記。ほぼ雑談。いや、ほぼ食べ物の話かも。

沸き立つ落武者の団体?

`これは約32年~33程前の昔話です。

 

まだテレビでは、【あなたの知らない世界】だとか❮恐怖心霊スポットの怪談❯みたいな番組が、頻繁に放映されていた頃。

ま、ある意味まだお化けとか妄想とかが出やすいフィールドが用意されていた時代の話。

 

私も他の多くの子供達と同じように、怖いのについついテレビを見ては、夜中にうなされたり、何度も何度も怖いシーンがよみがえってきたりしていた。

 

まぁ、そういう〖すりこみ〗はしっかりベースにあったよね。

40年前頃には、今では信じられない位な残虐な映像の放送や、霊魂を弄び妄りにお休み中の処を叩き起こしに行くような企画が、バンバン流れていた。

もちろん、作り物が大半。

ただ、たまにはやっぱり本物も紛れ込んでいたんだろうと、思います。

お化け側も鎮めるようバスターしなきゃならない人も。

 

まぁ、私の幼少期なんてこんな、すりこみされてるから、何かのキッカケがあれば即時臨界しちゃって、変なモノが見えたりしてたのね。

でも大概は怖くない。割に日常の風景だったから会話?みたいなモノが成立していた。

『私には何もして上げられません』とか

『安らかに御眠りください』とか、

それでもダメだと手を合わせて、

『何枚だー何枚だー何枚だー』これ、今考えると❮南無阿彌陀佛❯だわよね。

意味を知らなくとも、言葉が違っても、

〖多くの先駆者が唱えた文字には力がある〗証明みたいなマジナイ言葉だと思う。

 

で、16~17才頃だったかな。

毎朝4時過ぎから庭掃きに行っていた寺院で、滝行に連れていってもらった。

たぶん、一度入れば気が済むと思って連れていってくださったのだと思います。

それがハマっちゃってね~

その日によってだけど、朝勤行が終わって、植木の刈込みや墓場の手入れなんかがお昼位までにに終わると、そそくさと滝行に一人でも行くようになっていた。

もちろん、天気が良ければね。

そこの滝場は滝壺奥にに岩盤が降りていて、ちょうど立てるようになっている。

滝壺からは深くて入れない。落差もかなりあり、水量も多く危険なので、裏から岩盤に立ち副滝に入るような形となります。

副滝は細いけど落差でかなりの圧がかかります。

 

それがある日、曇天だった。

でも滝に入ったのね。

様子が違う。

いつもは滝壺周辺は穏やかなのに、棘棘しい角みたいなのが水斑紋から無数に出ている。

まるで豪雨がアスファルトに叩きつけられるような感じで、水がハネ上がっているような不思議な感じでした。

しばらく読経しながら、水面を見ているとユラユラーっと人影が無数に立ち上がってくる。

透明な人影が半透明に、半透明が色がハッキリしてくる。

怪我したザンバラ髪の侍さん。合戦に行くような姿の、テレビでよく見る落武者ルックスなたくさんの人影が水面から立ち上がっている。

もう目なんて開いてられませんわ。

しっかりガッツリ目をつぶって読経を続ける。

ダメじゃん。

目をつぶってると目が回るし、更に怖い!

目を開けて、更に大きな声で読経、読経、読経。

予定していた以上の読経読経読経。

と言っても般若心経とお不動様のご真言と、光明真言位しかわからない。

もう必死。

しばらくすると水面の水ハネは穏やかになり、人影も薄くなり日常の風景となった。

 

それで〖氷柱が出来るような冬場の曇天の時に滝行は禁止〗と思った。

たぶん脳ミソに血液行かなかったんだろうな。

脳ミソ凍ったんかも?(≧▽≦)

 

あれ以来、むちゃな滝行は一切しなくなった。

なんなら滝行と呼べるような修行はしてないねぇ。

 

あったかい時期に『それ水遊びじゃーん』程度が私にはちょうど善い。


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それにザンバラの人たちは修行終わったんかね?

最近は全くいらっしゃいませんね。