白蓮庵のブログ

群馬大好きおババ 七合目の行者悠眞 白蛇くぅチャン♪るぅチャン♪とのラブリーな生活や大自然との共生、お詣り報告やファンタジーワールドIF愉快な仲間たちとの修行体験記。ほぼ雑談。いや、ほぼ食べ物の話かも。

地獄話 4 ❮黑闇地獄❯

浅水瀬橋を渡って、裁きを受けて、言い渡された宣告は、、、

 


❮❮黑闇地獄❯❯


宣告と同時に暗転し、辺りは暗闇と化す。

 

しかも自分の拍動が聴こえて来そうな程の、完全な静寂。

 

全ての世界から切り取られてしまったような、静寂の暗闇が広がる。

 

直ぐそこが壁なのか、どこまでも続く漆黒の闇が広がるのか、何もわからない。

 

急に何もかもが暗闇への飲み込まれたのだ。

 

何も見えない。
眼を開けても、瞑っても同じ暗闇が続くだけ、、、


心が急に不安に突き落とされる。


何も聴こえない。
あまりの静寂に、自分の体内を駆け巡る血液の音が聴こえて来そうな静寂。

 

時折するキーンとした耳鳴り。

 

 

不安に狩られ不動明王慈救呪真言を唱え出す。

何百、何千も繰り返す。

 

少しでも弱く唱えるなら、血液の廻る音と耳鳴りに支配される。

 

 

次第に頭の中をミシ、ミシと何かが食い漁るような音が聴こえて、頭痛がしてくる。

 

左の耳から後頭部にかけて、 ミシミシと食い漁られる音は続く。

 

あまりの恐怖と頭痛に苛まれ、それでもなお、大きな声で真言を唱え続ける。


唱え始めて半日程経った辺りから、男性の声が頭の中で響く。

『みょ、、、しん、、、』

『みょ、、、しんご、、、』



『こ、、みょ、、しんご、、、』


???

光明真言
光明真言と誰かが言ったように聞こえた。


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まだまだ続く黑闇地獄。