10時から仕事がある。
それまで時間があるからまずコインランドリーに何故か寄ると、二人の男性がパックマンみたいな懐かしいテーブルゲームをしている。
『おーまだ動いてるゲーム機あるんだ』と感動して男性の顔を見ると、小学生の時の同級生によく似ていたが、声をかけるのはやめておいた。
さすがに40年ぶりで間違えているかもしれない。
しかもこの男の子には子供の頃思い切りピンタをされ、しばらく耳鳴りが何日か続いた記憶があり私から話したい気持ちは、ほぼ無いからです。
そこを出ると街に屋台が沢山出ており、楽しい気分で散策開始。
色々見て回りだいぶ離れて来てしまった。
ふと気になり時計を見ると9時50分、しまった遅刻だ、と焦り元の道を引返す。
途中の気になる屋台に目もくれず急ぐが、無常にも時は進んでゆく。
屋台から昔のバイク仲間の知り合いが話しかけてくるが、急いでいることを伝えても『これ○○に渡してくれよ』と食べかけの落書きせんべいを渡そうとしてくるので、『用足して戻ってくるから、それまてに新しくちゃんと作っといてくれたら渡すよ』と伝え納得してもらう。
ちなみに○○は離婚した奥様の名前(笑)
時計は10時7分。
あぁ遅刻しますと電話しなきゃな、と思い道を戻るが足が鈍いのでなかなか進まず、人混みに揉まれ体力を無駄に消耗していく。
なんとか人混みの切れ目を見つけ、遅刻することを伝える。
時計は10時40分。
随分歩いて遠くまで来ちゃってたんだなぁ。
と思った処で、おしまい。
最初の1ミリのズレは遠くなればなるほど、時間がたては経つほど遠く離れてゆく。
本当に最初がズレてると何処迄も遠くに離れてしまう。
なるほど~私は随分遠く離れていることに気が付かず歩いて来てしまったのだな、とお祭りの御祭神様からの贈り物だと感謝しました。
このお祭りの御祭神様はきっとお諏訪様ですよ。(元は諏訪→上田→碓氷の武井ですから本来の武井の御役目から大きく離れた生贄の話です(笑))