三寅詣りのために群馬発→信貴山へ。
大雪の後の夜間走行ですから、ゆっくりゆったり走って行きたいと思います。
三寅詣りでは先ず菩薩授戒を受け心身共に穢れなき状態で、結縁灌頂を授かります。
寅年に行われる毘沙門灌頂ほど大きくはありませんが、毘沙門天王様の御縁と加護を頂き元気にその一年を過ごし、前年の感謝をご報告に伺う行事として私は三寅詣りを信貴山へ奉拝する一番大切な行事と心得ています。
まぁいくつも理由はありますが一番身に染みたのは、のっぴきならない事情がある訳でなく『遠方から参加だし参籠も嫌』と称して、菩薩授戒をエスケープして灌頂をお受けになった方々の事を、きっちり余すところなく縁切なさったあたりを見ていると、流石に毘沙門天王様は佛法を護る守護神としてハッキリしておられる。
と感心したばかりでなく、在るべくしてある作法を軽んじてはならないのだ、と強く心に染みる体験を去年させて頂けました。
畏れ多くも結縁灌頂を特別な事情もなく授戒無しで入られようとは、人間が赦そうと佛様方はお赦しにならない、そういう事でしょうねぇ。
それに気がついた時には『人の目も人の耳も気にすることは無い、佛様が見ていらっしゃる事が一番の確かな事なのだから』と安心と感謝の気持ちで満たされましたよ。
やっぱ毘沙門天王様は偉大でございますね。