右の頬に小さい石が当たった。
辺りを見回すと1センチ位の小石から15センチ位の石が、結構な数落ちている。
ちょっと白っぽい石。
黄土色っぽい7階建て位の大きな団地マンションみたいな建物の一部が壊れている。
大きな岩が当たったのか?庭には不自然な大きな石が無造作に転がっている。
血を流して頭を押さえている人もいる。
泣いている小さな子がいる。
近くに倒れた女性がいる。
ビリビリ響くような地鳴りみたいな音がしており、なんだろう?噴火?どこ?と思い、空を見回すが西の空は物凄い曇天なのに東側は快晴で、どんどん嵐のような雲が広がっていく。
『あぁ、富士山?まさかね。』
そう思った瞬間に海岸沿いに松の林のある処に立っている。
右手に広がる海、後ろには砂浜松の林がある。
太陽は海の上、少し後ろにある。
だから東側に少しの街並みと富士山が見える。
同時に海の水が引いていく。
ザーっと大きな音を立てて引潮?海の底にあるゴミや、砂に埋まった自転車があらわになる。
波が消えて時間が止まったように水が固まったように遠くで動かなくなっている。
空は明るかった処から一変し嵐の中にいるような、一気に夕方になったような空になる。
どこからか力強い琵琶の音色がする。
飛び起きて、おしまい。
恐ろしい夢だ。_| ̄|○ il||li