拙庵には毘沙門天王様を中心としての祭壇と、聖観音菩薩様や不動明王様を中心とする供養壇の2つがあります。
チーム毘沙門祭壇には(敬称略)
★大黒天、黒慈天、荼枳尼天
が所狭しと祀られている。
供養壇には(敬称略)
で、なんの話をしたいかと言うと、今までこの2つの壇にお線香を備えさせて頂いていたのだが、最近護法様や御眷属様などへの労いも込めて、お線香の鉢を3つにした。
丁度お線香立てを2つ、以前にある先生から頂戴し、拝受していたものがあったので、それを使わせて頂きました。
だから、ニと三は同じものを使わせて頂いています。
一、祭壇で佛様方に。
ニ、それを手助けする御眷属様方に。
三、供養壇で供養を必要とする全ての方々へ。
と、させて頂いたのです。
しかし、毎日毎日ニ番の鉢に供えた線香だけ燃え残る。
だんだん、燃え残るどころか、ほとんど燃えずそっくりそのまま残るようになった。
もう、向きを変えて逆に火種が来るようにして、燃え残りに重ねるよう供えてみたが、ほとんど燃えず残っている。
何かが間違っている?
御眷属様や護法様にお線香は不要と言う事?
そんなはずはない。
そもそもお線香の燃え残りは【思い残し】と言って縁起が悪いとされている。
一、三、に供えているお線香と同じモノを九本、同時に点けて三本ずつに分けているだけだから、ニだけ燃えない理由は湿気ていると言う訳ではない。
もしかして荼枳尼天様の前だから、御狐様が煙くてイヤなのか?それも違うらしい。
じゃ何?
護法様が受け取れてない?
ん?
私はいつも供える時に『こちらは御眷属様方皆さんでどうぞ』と護法様を【方】で気持ちを込めて供えているのが問題?
まさか。そんな御眷属様も護法様も仲良しでしょー?
どうしても拙庵には雪ちゃんと言う、真っ白なたてがみをなびかせているキラッキラッした霊狐さんや、あーさんと言う切れ長の目の霊狐さんが遊びに来る事があるので、御眷属様のインパクトが強いのか、御眷属様方、とまとめた思いを込めて供えていた。
なかなか護法様で名乗ってくださる方は居らず、極稀に山で実態観せてくださる方は山伏姿だったり、天狗様みたいだったりする方もあったが、下界ではほとんどの護法様は確かに影の形に従うがごとく光の玉みたいだったり、光の輪っかみたいなので、イメージしにくい問題もあったと思います。
で、変えてみた(笑)
『こちらのお線香は佛様方のお働きをお護りくださっている護法様や御眷属様方の皆様でどうぞ』と。
全部燃えました。
今まで残っていた燃えカスみたいなのも、ほとんど燃えずに残っていたものも。
ドライアイスに熱湯かけたかと思う程の白煙上げて。
うちの火災報知器はぶっ壊れてるのか、疑いたくなるほどモクモクして燃えました。
煙くてタヌキなら尻尾が7本位生えてきそうな位にモクモクと(笑)
家の中で柴燈護摩やってる?(笑)
燻製出来るぞ。
私の率直な感想。
『ちっさ』
すると心にダイレクトアタック。
「どちらが先かではなく我らは眷属ではなく、自らの意思で法を伝え護るために修行を続けているもので、我らが受け取れるはずもなく」
ああ、遠慮深いオッチャンたちで、契約とか使役とか雇われてる訳じゃないから、御眷属様と一緒に一括なんてさ、ってことか?
❴まとめ❵
御眷属様と護法様は全くの別の感覚だと言う事。
別々に丁寧に、両方に意識しないと受け取れない。
今はスペースの問題もあるから、御眷属様と護法様とで仲良くお線香は共有して受け取って頂きたいので、私が両方しっかり心を込めてお届けするように頑張ります。
あー謎が解けてスッキリ〜♪