これは約1年位前から妄想街道の中にある❮灰色の街❯と言う物語の連載である。
◆無人街
高いビルは無い。
せいぜい6階だか10階位のビルと、民家がある。
窓ガラスは割れていて、ほとんどはまっていない。
更地に近いと言えば、そう見えなくもない。単純に建物が少なかった場所なのかも?
元からか、何か原因があってなのかは、解らない。
ホコリなのか、水の中なのか解らない。
全体的に灰色の街が何処までも続く。
人も、動物も何も見えない。
見えるのは灰色の街だけ。
窓ガラスが無いと言うことは、それなりの衝撃波か、水圧があったと思われる。
誰も居ない街は約1年続いたが、昨日初めて人を見た。
男の人。たぶん35歳くらいのサバゲー好きな感じの人。
だから、ここは水の中ではないと理解出来た。
他は特に変わりは無い。
灰色の街に一人の男の人が立っているだけ。
今朝は男の人が6人になっていた。
一番若いひとは25歳位かしら?
一番歳の人でも60歳より若く見える。
ボコボコの車が1台置かれている。
この続きは見たくないが、何処で何があるのか、ハッキリと見えるまで、この連載は不定期で、妄想街道で物語が進む毎に更新しようと思う。