よく見かけるサイズの中でも大きな招き猫が置いてある。
私は別の人の指示の下、アクセサリーの補修をしている。
かしめを潰したり。丸ペンチで作業するが、途中でカシメが足りなくなり、オーダーしたりする。
材料か滞り暇になると車で出かける。
なんだか優秀な招き猫でナビしてくれる。
目的地に着くと、学生時代に奔放に生きていた同級生の女性が、見知らぬ人と親しそうにしている。
あー元気そうにしてるんだな、とか以前は彼女の奔放さに嫌気を感じていながらも、利用して生きていた自分を反省したりしていたら、周りがフサフサな感じで、それは招き猫の耳の中だった。
あー耳の中に乗れるんだね〜とか思いながら居ると、逆の耳にもオデコをつたって行けて、入ることが出来て大きな目でしっかり前を見つめる招き猫の凛々しさに、私まで誇らしい気持ちになった処で、おしまい。
よく知らないけど犬猫の耳の中って臭いんでしょ?
招き猫の耳の中は臭くはなかったです。