白蓮庵のブログ

群馬大好きおババ 七合目の行者悠眞 白蛇くぅチャン♪るぅチャン♪とのラブリーな生活や大自然との共生、お詣り報告やファンタジーワールドIF愉快な仲間たちとの修行体験記。ほぼ雑談。いや、ほぼ食べ物の話かも。

【夢蛇鬼】前世療法の結果(超長文)

私の前世療法の結果は、今まで観たもの、ほとんどが、ろくでないものばかりで笑えます。

生贄だったり、人違いで斬り殺されたり、家族を捨てて山に籠って宝篋印塔の先を造ってる石工まがいであったり、石器時代には青い顔の三つ目神様を、岩の隙間から見ては怖がるだけの人でした。

その中から今日は、今のところ人間以外だったのは一度だけ。
唯一の蛇に纏わる前世【夢蛇鬼】をひとつご紹介します。


その前世療法で観えたものは、、、


ある佛様の眷族に、とても頭の善い、智恵の塊のような、一匹の白っぽい蛇がいました。

この蛇眷族様は人々を助ける事を喜びとし、とても活躍していました。

しかし、人々の中には活躍し過ぎる蛇眷族を、善く思わない者がおりました。
こういう時は得てして仲間の内から善く思わないものが出ること、いつの世も残念なことです。
妬みとは恐ろしいものです。

 

智恵の塊のようなその蛇眷族はどのような邪魔や、手立てをされても、討たれるようなことなく日々を穏やかに過ごし、佛様に誠心誠意お仕えしていましたが、その活躍を善く思わない妬み企む輩の中に、一人の達者な智恵者が加わりました。

その智恵者は、自分より重宝されている蛇眷族を妬みやっかみ、なんとか自分がとりかわろうと、巧妙な罠を仕掛け蛇眷属の頭を穿ったのです。

蛇眷族は信頼していた人間の仕打ちに、穿った痛みよりも、心の痛みが強く、怒ってはならない戒を破り、怒りに身を任せ、呪い祟りました。

その祟り神となってしまった蛇眷属の威力の凄まじきこと。
被害は近くで暮らす者だけに留まらず、様々な処に影響がでました。

疑うこともなく蛇眷属討伐の計画が立てられました。

しかし、それまで様々な霊験を頂いてきた修行者たちは、時の帝に討伐は『せめても自分たちの手で葬る』赦しを得ました。

そしてその時に、それまで蛇眷族に様々な霊験を授かっていた白装束の修験者達が一斉に集まり、赦しとし別の誓いを立てました。
なんとか蛇眷属の魂を静め、助ける方法は無いのかと知恵を出しあいました。


沢山の人々から祈りが捧げられ蛇眷属は少し対話が出来るようになりました。

その中に特別な霊力を持った一人の黒法衣の僧侶が、前に進み、蛇眷属と更に対話します。

間も無く祅力を操る、その僧侶、黒法師が、怒り狂う蛇眷族の魂を4つに割きました。

1つを佛の国の氷の中に、これが怒りの魂で誰にも解凍出来ない呪術を施しました。これは今でも佛の国の氷の中で燃えています。

もう1つを山の頂上に、これは人々との思い出や愛情を、厳しい山頂にたどり着いた者だけが、引き続き今までと同じように加護を得られるようにと分けました。

もう1つは無邪気と素直、でも、この時には既にその導師の祅力はつきており、ほんの小さく切り取る事しか叶いませんでした。
未熟と言うほど小さく、こぼれ落ちるように蛇眷族から落とされ、蛇眷属の、のたうち回り苦しむ姿を目の当たりにして動揺する3つ目の魂は、怯え動く事が出来ませんでした。
【夢蛇鬼】の誕生です。
すると、蛇眷族は最後の力を振り絞り、夢蛇鬼を吹き飛ばし、逃がしたのでした。

4つ目魂となった本体は絶命し、転生し今世へと旅を始めました。


この時の実際に魂を4つに切り分けた導師は、伝説とはなりませんでした。

なぜならこの蛇眷族と共に絶命し、蛇眷属の魂を導く形で輪廻の旅立をしたからです。

残された者達の中から有力であったものが、この伝承の主となり、現在に至ります。


私はこの時の導師の顔を、今世では会った事がなかったけれども、おぼえておりました。

その蛇眷族の今世、3つめの魂を持ったままの未熟蛇の夢蛇鬼は、吹き飛ばされた後に、悲しみと動揺で翻弄され、行く宛もなく彷徨い、最終的にたどり着いた信貴山で、空鉢護法様の弟子となり、未熟ながらに修行をさせてもらい寿命を迎えるまで楽しく生きたんだって。

このみっつめの未熟蛇が私の前世のひとつらしい。


でもね。
罠にかけた知恵者も既に転生している。
何故か蛇眷族の血の匂いがぷんぷんするまま、今世に生まれ変わっているから、未熟な3番目の者は翻弄され、うっかりその匂いに引き寄せられ、愚かな間違いを犯すところでした。

それは元の魂の匂いではなく、血塗られた蛇眷属の血を浴びた血の匂いを放っていただけだったのです。

己の能力の乏しさから魂を分かちた蛇眷属と、あろうことか蛇眷属を撃ち取り、返り血を浴びた者を間違うとは情けない話。


そして、その時の魂を切り分ける見届けをされた佛様は、この魂達の守護神となり今生も御護りくださっているのでした。


と、言うかなり、妄想ちっくな前世療法となりました。
岩の上で蜷局をまく大蛇や崖のようなところで人々を見つめる蛇眷属の凛々しさ、とても壮大なスケールの山々に、懐かしくもあり、だからかーだから信貴山なのぉ?みたいな。と思う節あり妙に納得しました。

前世療法はひとつのヒントとして捉え、これに拘ることなく利用するなら、今世での修行の手助けともなると思いますので、私は肯定派です。

人に言われたら信じるのは難しいけど、自分の脳ミソが次々観せてくれるから、前世療法は映画を見に行くより楽しいですよ!
オススメします。

 

 

と、言っても実際これは私の前世なのか、私に随想してくれている護法様の記憶なのかは、わかりませんが、夢がある蛇の奇跡の物語で私は大好きです。


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