デパートなどに行くと、綺麗なお姉さんがチョコンと座っているカウンターがある。
何処に欲しいものの売場が在るのか、教えてくれたり、落とし物を預かっていてくれたりする。
私は綺麗なお姉さんじゃないけど、約29年そういう感じのスタンスで、佛様との御縁の入口、案内所みたいな生き方をしてきた。
この人の求めているモノの売場は3階紳士服売場です。
それは7階催事場です。みたいなお話で、生きてきた。
それが善いか、悪いかは別として、なるべく御縁に近いところに繋げてあげたい。
特に決まった御縁が無いなら、なるべく欲する願いに近づくための、御縁に繋げてあげたい。と生きてきたようです。
だから、この激動の一年を、いやいや、『封印を解きな』と言われ、呪縛から解放して頂いた途端、この10ヶ月を振り替えると、急にバラバラだったパズルのピースが勝手に填まり出し、その絵がどんな風景なのか、描かれている風景に、踊らされ、翻弄され、戸惑い、更に今までの生き方では足りない、責任を持て、と言われても、不充分かもしれないが、私なりには責任無く、投げてきたつもりな訳ではありません。
きちんと一本の道を迷わず歩いてきた方には、私の生き方は激しく不充分に見えることでしょう。
私だって不充分なことは承知しています。
一生懸命、背伸びして何とか、末尾で良いからついて行きたいとも思いました。
でも、人間には忙しくも器用にこなせる人と、何度も失敗をしながら経験して、次に繋げて行く人がいます。私は間違いなく後者です。
失敗の経験があるからこそ、真実味ある自分の持ち物、自分の言葉として語れる、ほとんど頭がお花畑だからこそ、経験し想像ではない世界を生きるしか、ぶきっちょな私には出来ません。
この、今までの自分では味わえなかった、いくつもの経験をこの10ヶ月、本当にピンからキリまで、地獄から天国まで、左から右まで、極端から極端に様々な体験をさせて頂き、今までには無い修行をさせて頂いています。
『全ては佛様の手のひらの内』
『人間にどう思われるかではない、佛様は全てご存知』
『真実は佛様が知っててくだされば善いのだ』
『佛様は必要な試練しか与えない、だからこの試練は乗り越えられる』
『佛様が必要と思って与えてくださる経験だ』
を合言葉にして、その一つ一つに意味があると信じて、今やれることを、やれるように、やっていくしかないと思っています。
今の私に出来ること、今の私にしか出来ないことを精進するまでです。
突然、巨人に成れって言われたって、突然、絶世の美人に成れって言われたって、出来ないこと出来るとは言えないでしょ？
出来ることだけする。
それ以外出来ないもんねぇ？
