昨日初挑戦の❮ミツロウ❯作りは、約15キロの蜂巣を茹でて、巣材や蜂の子を濾して精製してきました。
まだ完全に出来上がった訳ではないけれど、濃い黄色のミツロウの部分だけになってきましたが凡そ1.3キロでした。
たったの一割にしかなりませんね。
このあとも目の細かさをさらに繊細にして、しっかりとしたミツロウに仕上げたいと思います。
本当は当初、佛様に天然の花の香り満載なミツロウでお燈明をあげたいと思ってましたが、〖見ぬ物清し他人が背負う汚れ仕事〗で、蜂の子の犠牲があまりの数で、どのみち蜂蜜とるために既に死んでるんだから、気にするより余すとこなくありがたく利用。と開き直ってしまえれば良いけど、まだ色々考えちゃってます。
たぶん蜂の子5キロ位の死骸です。
何千匹、ひょっとすると万匹と言う数です。
半分の重さは生き物だったわけです。
『絹織物を好んで着ける坊主の気がしれぬ』と言ったお坊様の気持ちが少しわかったような気がしました。
絹織物も蚕さんが沢山沢山煮られてしか作れない織物ですものね。
人間の贅沢の下敷きになって死んでいったのですね。
改めて先日の戒律の研修で学ばせて頂いた『人間の都合によって殺すものは不殺生戒を侵している』は直接殺さずとも、『蜂蜜が美味しいです』と言ったら✕印1ポイント獲得、『シルクの下着は着心地が善い』と言ったら✕印ポイントアップで付与されてる事を、身をもって理解してきました。
精進料理も蜂蜜使ってたら間違いなく多殺生料理だね。
なんかすごいショック。
天は楽しく苦が少ないから、うっかり身を任せたら知らないうちに、御徳使い果たし真っ逆さま、は、天界に限らず私達にも言える事だと心に深く突き刺さりました。