眩いばかりの朱塗りされた建物の中を歩いている。
土間の通路っぽいところ。
向こうから派手な紺地の金襴衣装の貫禄ある殿方が、取り巻き数人を連れて歩いてくる。
ちょっと西田敏行さんを迫力ある感じにしたような雰囲気のある人。
擦れ違う時にお髪が黒緑な羽根であったり、足元が白い布地を巻いていたり『あぁ獅子舞の方〜』と思うと、こちらに漫勉の笑みでお愛想を向けて大きな口を開けて通りすがる。
『衣装も重そうな重厚な生地で重そうだったし、顔が木ではなくて口開くと獅子舞顔になるんだね、すごーい』と感動して手を合わせると、おしまい。
先日の羽黒山で獅子舞に頭噛んでもらえたからかな♪
ありがたや、ありがたや。