私の庵ではずいぶん前から『強い想いは思い残しとなる』と教えており、道の真ん中を歩く事を教えています。
人付き合いも過渡期を越えれば【穏やかで滑らかで優しくなだらか】な凪であることを勧めている。
激しい想いはどちらの感情でも、過激であれば思い残しとなります。
だから例えば激しく嫌いも勧めないし、激しい嫌悪も平坦にしてゆくトレーニングをオススメする。
もちろん好きも、愛することも同じです。
一見、愛することは良さそうに思いますが、愛が過剰となれば束縛や嫉妬などの感情に振り回される。
だから好きすぎてはならないのですね。
例えばご亭主の行動が怪しいとしましょう。まぁ、大概にして怪しいご亭主は経済力があり、イキイキと趣味をこなされ交遊関係も広い方が多い。
もちろんそう言う人の中にも奥方だけをゾッコンに愛されている方もいるので、あくまでも例え話です。
❮怪しい❯と思い始めた瞬間から心の中で不安や嫉妬、許しがたい裏切りと絶望を感じ、全部をぶちまけたくなると思います。
でも自分に、離婚する覚悟も経済力もないなら、ぶちまけるより、時計かバックの一つも買ってもらい、きっちり襟を正して頂く方が善い場合もあります。
女一人で生きて行くのは、なかなか修羅道ですよ。
ま、私は一人で歩いてますが、そう言う色々な経験からアドバイスは生まれています。
愛することが過剰だからイライラする。
そんな怪しいご亭主なんて、ちょうど善く想っていれば善いのです。
愛情をかけても、返ってこないなら無いのと同じ。
かけるエネルギーを見直しましょう。
と、思います。
言っても無駄です。三つ子の魂百までも。ですよ。
変わりません。
変わるとしたら破産でもした時です。
嫌いも好きもエネルギーを使います。
最初の原動力には必要ですが、何年もご夫婦を続けてらっしゃるなら、穏やかで安泰に滑らかに続けていく事を考えるのが❮ちょうど善い❯と思います。
まだご夫婦でないなら、よく相手を見直してみて、❮ちょうど善い関係❯になっていけるか想像が出来るなら進んだら善いのではないでしょうか?
昔の人はよく言いました。
『可愛さ余って憎さ百倍』
どっちの感情も制御出来るなら、真ん中の道です。
私んとこのお客様は本当に激しい想いを持ち続ける方が、多いこと多いこと。
好きも嫌いも激しく思える皆さんがうらやましいと思う時もありますよ。
あったかいのとつめたいの、バランスは大事ですね!