白蓮庵のブログ

群馬大好きおババ 七合目の行者悠眞 白蛇くぅチャン♪るぅチャン♪とのラブリーな生活や大自然との共生、お詣り報告やファンタジーワールドIF愉快な仲間たちとの修行体験記。ほぼ雑談。いや、ほぼ食べ物の話かも。

酒は百薬の長とも、人生転落の魔薬ともなる。

❮不飲酒戒❯も数秒『お酒で失敗する人いるからね』と一瞬の解説で終わっちゃう事あるでしょ。ま、飲めない人からすれば❮何のこっちゃ?❯ですよね。

私気がついたの。

❮不飲酒❯も❮不邪淫❯も解説してくださるような、幼少期から佛様に親勤しているような、高僧の大先生方には無縁の所作で、解説の仕様が無いんだな、ってこと。

体験が無いもの、掘り下げて語りようも無いですね。

じゃ、ボンクラ新米ヘッポコ行者にしてもらった私には、何が出来るのか?

地を這うような失敗談義には事欠きません。

失敗談から1つでもヒントを得てくださる方がいらっしゃるなら、私が生きて失敗を繰り返して来たことにも意味があったと言えましょう。

毘沙門天王様は昔やんちゃな体験から改心され、佛法学ぶ人の守護神となられた。

だから私のようなものでも見捨てずにお護りくださっている。

私に出来ることがあるなら失敗者の先輩にはチョイとなれるかもね。

てことで、今日は❮不飲酒戒❯を考察致します。

 

 

私は機会がある時だけお酒を頂く事がある、ほとんど飲まない族の人です。
ここで強調して置きたいのは機会がなければ、たぶん何年でも飲まないでも何とも思わないと言うこと。
昔から?
いえいえ、とんでもない。
昔は飲みましたよ。
聞けば驚くほど飲みました。
善く言うなら卒業しちゃった感じです。

だから、飲めない人が飲酒戒律に物申したい訳でもなければ、飲む人が自己擁護のための考察ではない事を年頭に置いて読んで頂けると幸いです。


私は現在、真言宗の寺院で学びを進めています。
ですから通常の受戒では十善戒を授かります。
あえて、この考察では何故、五戒を選んだかと疑問に思う方もいるかもしれないですが、これは、元々は五戒であったものを❮丁寧で親切に❯したものが十善戒だと私は認識している事に加え、毘沙門天王様功徳経に、『五戒を保ち三帰して』とあるため、原点基本は五戒であると思っているからです。


その昔、醸造酒も安定していない頃に戒律は作られたと推察致します。
そのため、今現代のように安全で美味しいお酒を頂けたかと言うと、そうではなかったでしょう。
そもそも密造酒でいまだに死人が出てもへっちゃらな他国をみていると、もうそれだけで、佛様から修行のためにお預かりした身体を危険に晒す行為だと、不安を覚えます。

不飲酒戒を定めるのは、真言宗で授かる十善戒の残りの6つ、全部簡単に破れるものだからね~と思います。
不飲酒戒を要約すると、こうなりますよね、が十善戒と言っても過言ではないと考えます。
誰でも呑める方は、お酒を飲んだら多かれ少なかれ気持ちが大きくなっていくし、愚痴っぽくもなる。
もちろん楽しく明るく呑める人もいるけど、晴れの日ばかり続かない。
場合に寄っては怒りっぽくなって他人に危害を加える人すらあり得る。
バンバン悪口雑言罵詈雑言、内頬や舌噛まないか心配なるほど捲し立てる人もいる。
しかも本人まったく記憶にございません。(笑)
だから不飲酒戒があるんだなーって、飲んで記憶喪失な友人を見ていると毎回思います。

まぁ、もうちょっと過激な言い方をすれば、私は何人も何人もお酒で大失敗した人を見てきた。もちろん自分も含めて。

何度か記憶を飛ばしたことのある人は、なかなかハードな因縁背負った自覚が必要です。

記憶飛ばすってことは、自分の身体を完全に乗っ取らせちゃう行為だと気付いたのは10年位前だったかな。

こんなヤバイ儀式してたら、ダメだなって思い、お酒は基本的に辞めました。

で、機会飲酒だけにした。それも量は絶対に度を越えない量までしか呑まない。

記憶飛ばすとこまで何度もやって、それでもお酒やめられないとは、アル中だよね、とも思わざるを得ない人が何人もいます。

でも本人は気がつかないんだよね、アル中なんだってことは。

素直で正直に認められない心は既に魔物と化しているのにね。

そんな偉そうな事を言ってるけど、私は実体験したからこそ、お酒との距離を作ったと言うこと。背負った因縁数知れず(笑)

私も昔は記憶飛ばすほど呑んだことも何度もあります。
ぶっちゃけ憶えてないから反省のしようもない、色々な、背負わなくても善いような御縁を背負ったんだろうね。
背負っても反省も出来なければ懺悔も出来ない。
だって本人知らないんだもの。
知らないところで因縁の嵐が自分の背中に張り付くのね。

これが、不飲酒戒の最大の理由ですよ。(と私は思う)
もう、背負った因縁、取り返せる奇跡を一ミリも思い付かない(笑)
だから、やっちまったことを補填出来る事が有るとしたら、削れた御徳を埋めるべく、善行を積み重ねるしかない。
削れる早さより更に早い速度で、大きく積み上げて行くしかないのだろうね。
こりゃ忙しいぞ(笑)


まぁ善くも悪くも酒はそこそこ強い方だと思います。
お招き頂いたお席でどなたかが呑まれる時に運転の心配が無い時は、交流の手段として私も美味しく頂きます。
五戒に入っているから、と言う理由でお酒、やめるってのは、今のところ予定に無いです。

わざわざ真言宗では偉いお坊様たちが、より丁寧で親切に、かつ、嘘を言わず欺かないために、五戒を十個に直してお酒を口にしても、正直者は罪にしないことにしようね♡って時代と共に見直ししてくださったんだもの。

わざわざご接待頂く席で頑なに、『いりません、呑みません』と雰囲気を壊すことは不要なことと考えます。

時折晩酌したって善いと思いますよ。

お酒は楽しく適度未満で呑みましょう。


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