白蓮庵のブログ

群馬大好きおババ 七合目の行者悠眞 白蛇くぅチャン♪るぅチャン♪とのラブリーな生活や大自然との共生、お詣り報告やファンタジーワールドIF愉快な仲間たちとの修行体験記。ほぼ雑談。いや、ほぼ食べ物の話かも。

苔のむすまで

昨日伺った草津温泉のお薬師様の寺院。

駐車場のすぐ隣。

f:id:byakuren-an:20220803015616j:image

お地蔵様に編まれた帽子が、苔むして緑の帽子に変化している。

編んで供えた人の気持ちが、優しい気持ちでホッコリする。

 

ここは熱心に拝まれていた感じがする。

すがるような佛様への気持ちが、いまだに。

 

恋以外の病は、どんな病でも治すと信じられていた草津温泉と言う。(草津節歌詞参照のこと)



昔、信仰熱心であった時代には、よく拝まれていたのだろう。と伝わるモノがある。


f:id:byakuren-an:20220803015644j:image

最近のペットブームに乗っかった、犬猫だけに向けた営業碑ではなく、あまねく禽獣蟲魚供養塔も古くから、本心から大切にされてきた感じがする。

こんなに必死な厚い信仰への、想いの感覚がある寺院は珍しい。

以前のご住職の説法が、聴こえてくるようだ。

きっと魂を削ってまで、人を助けようとしたスゴいご住職がいたのだろう。

昔の達人っぽい住職の気魄は、永劫残って人類を見守っているのをヒシヒシと感じる。

 

 

なるほど。

栗生の石碑がある。

 

 

今現在は開かれた園に生まれ変わっているらしいが、草津温泉には、栗生園と言う、癩病患者様への、世間の認識の間違いから、自由を奪われ幽閉されたまま、それまでの人生も、この先の人生もすべて奪われてしまった多くの人々が、全国から集められていた。

❮ある日突然、居なかったことにされる❯

そう言った犠牲の上に、私達の生活は築かれている。

 

多くの偏見は、正しい情報を伝えず、知ろうとしない罪より生まれる。


f:id:byakuren-an:20220803021035j:image

草津に伺った時は、少しでも多くの魂が、次の世には、自由で楽しく過ごせるように、手を合わせて頂ければ、幸いです。

 

今日は毘沙門天王様の御縁日です。

『おん べいしらまんだや そわか』

『おん まかしりやえい そわか』

『おん ぜんにしえい そわか』
f:id:byakuren-an:20220803023213j:image

合掌